オクムラ・ホーム日記

本当に言いたかった事を。。。

支持金具はパイプが軽いほど個数は減る?

第6回のテーマです。

『支持金具はパイプが軽いほど個数は減る?』

業界内で、一般常識化していますが、間違って認識されている事例です。

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ステンレス鋼管


問題点および改善点

添架形式水管橋の支持間隔は架設重量ではなく、パイプの直線性ならびに水平保持性を考慮し、口径ごとに基準値を各パイプ協会が示しております。
小さなパイプほど直線性能は低いので、大きなパイプより支持間隔は当然狭くなるので、個数は多くなります。

パイプの種類に関しては、ビニール管ならびにポリエチレン管は金属管より直線性能が低いので同径比較で間隔は狭くなります。

尚、伸縮継手を機能させる為には、直線性は無視出来ない重要な問題であります。

 

(追記)
二条、三条の並列配管をする場合は共通のブラケットにすれば経済的になると思いがちだが、同管種、同口径であれば、何条でも同一のブラケットで問題はないが、支持間隔が異なるパイプであれば、直線性の低い方のパイプ間隔に合わせる事になるので、当然、ブラケットの個数は増える事となります。極端にサイズの違うパイプを共通のブラケットにした場合は不経済となる可能性が高くなります。